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2008年 05月 30日 ( 1 )   

名古屋   

何年ぶりだろう、、、名古屋・・・10年?

自分から積極的に新規商談に行くことはめったにないけど呼ばれたら行く。

お付き合いに無限の可能性を感じた場合には。

今回も3回ぐらい「会うこと」を要望され、いろいろあって、ようやく日が決まり、名古屋へ。

呼ばれた先に着いたらそこは30階くらいの自社ビル、、、タクシーを降りたとたん目の前に
そびえ立ったビルを見上げ
「こんなビルなら、私のほうが呼ばれて当然だわ・・・・ザミルさん。思わない?」

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今回は商談と言うよりは
厳密にはお見合いみたいな感じ。
こちらから私、ザミル、
先方は部長、チーフ、担当バイヤーさん

先方の熱い思いや会社のことなど
部長から伺う。
部長は対面の私の目も顔も見なく
ほとんど左15度ザミル方向に目線・・なぜ?

もしかして私じゃなくて
ザミルを社長と思ってらっしゃるのかしら・・まさか・・と
そんなことを考えてたら、
不覚にも突然笑い出してしまった。

「思い出し笑い、、、すみません、、、」と言ったけどごまかせていなかったらしい。

商談が終わって会社に帰ったとき、ザミルさんがみんなの前で言った。

「しゃっちょー!足組みして、そっくり返って、ぜんぜん部長の話し一生懸命
聞いてるふうでもなく。突然、プレゼンの準備始めたり、、、、話しには順番があるでしょ!
ハラハラしましたよ。作戦なのか何なのか・・・・
社長はどこまで、何考えてるかまったくわからないですよ・・・」

すごく考えてる時、まったく考えていない時、とぼけてる時わざとの時
自分でもわからない。すべて感覚で動いてるから、、確かにザミルさんは大変かもしれない
けど、うまく私をフォローしてくれる。

私はめったに自分からこんなに遠くまで新規開拓に来ることはないので
ここまでたどり着いて、ほぼ仕事は終わったような気がしてた。

新規の商談は話しが1から始まるので先方も一通りのわかりきった話をしないと
いけないのだろうけど、あまりにもわかりきったことは退屈になる。

当然部長は同じことをどの会社にも話さないといけないから、もっと退屈だと思うけど。

私のわかりきってるレベルが初対面の相手にわかるわけもないのだけれど。

心の中で、私が話しをしてもいい番はいつくるんだろうとか、聞いてるうちに
業務的なことよりもっとクリエイティブな話がしたくてたまらなくなってきた。

いよいよ私の番かな、、、と思ったとき、、、
「今日はお会いできてよかったです」と部長。

次の商談があるらしく、4人を残して席を後にされた。私まだ話したいことを何も話してない・・・・

支払条件はと聞かれ、末末現金といったら笑われた。絶対笑われると思ったけど・・・
さっきは私が露骨に笑ったから、、、まぁいいか・・・なんて思いながら

私はスポーツ業界の取引条件は当然知っているけど、よくない慣習には
一回は逆らっておこうといつも考えるから、、、とりあえずは自分の条件を屈託なく言う。

30階建てのビル、1部上場企業の部長と、小さいけれど絶対の自信がある私の
会話はかなりちぐはぐで、私はそのちぐはぐを思いっきり堪能した。

でも話してるうちに仕事に対する温度と感覚と律儀さと合理性は同じと感じた。
この辺が同じであることは双方にとってかなり重要と感じている。
私は単なる取引先と言うことではなくて
パートナーカンパニーとしていけるかどうか、、、と
OEM生産を出来るかどうかということに考えが及ぶ。
要するにほとんど結婚と同じようなもの。
子供まで一緒に作れるかどうか、、、

会社対会社もほとんど男と女の関係と同じようなもの。

誠実であるかどうか、自分の得だけ考えてはいけない、などなど
ほとんど一緒、、、だ・か・ら・・・お見合い。

一緒に仕事をしたら、楽しいだろうなーとだんだん嬉しくなってきた。

エレベーターまでお見送りしていただいたとき、ドアが開く寸前に

「私は楽しく仕事がしたい、自分が見つけた、世界中のすごいものを一刻も早く提案して
一緒にやれたらいいなーって思いました。」と言ったら

「私たちもそう思います」と言われた。初めてわくわくした。
またすぐに、本当の「物の打ち合わせ」でここに来たいと思った。

ちょうど、ドアが開いた。商談はここで終わった。

名古屋は取引先がいっぱいあるから、全部まわれば効率はいいのかもしれないけど
そんな器用なことは出来ない。今日はここ一箇所のみに集中。

「でも、エビフライは食べて帰らないとね。ザミルさん」

とか言いながら結局、カフェでケーキセット、、

やっぱり一刻も早く東京に帰りたくて電車に飛び乗る。

帰りの新幹線のなかもザミルさんも私も仕事。
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でも車窓から見える景色ですっかり旅行気分。だから駅弁は欠かせない。
行きはアナゴ弁当で帰りはうなぎ弁当。
「どっち美味しかった?ザミルさん」

「明日は香港のチケットとホテルを取らないと・・・・マルコポーロかハイアット。
マリオットは場所が寂しいから駄目ビジネスだからペニュンシラはさすがに贅沢ね。
でも、土日かけて働くんだから贅沢でもないかな、、、」
なんて、話してたらあっという間に品川、、、のぞみ大好き。

確かこののぞみはグッドデザイン賞をシートで取っていた。
デザインしたチームと、確か賞の発表のとき一緒になったのを思い出した。

それにCO2排出量は飛行機より1シート10分の1と電光掲示板で自慢してる。
民間に慣れてきたJR東海、、、ちょっと露骨な営業トーク。
私は、またまめ知識が増えた。
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品川駅に着いた。
一瞬、東京を離れただけだったけど
品川駅の改札を出たとたんに見た人の流れに、東京のエネルギーを感じた。

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やっぱり東京。東京が私を後押ししてくれている。
この雑踏さえも大好き。品川駅新幹線乗り場辺りは、がんばってる人しかいない。

きっとこの景色は、外人にはめづらしいのか、何人かが腕を上げてシャッターを
押している。

私もちょっと名古屋から帰ってきただけなのに、もう外人気分になっていた。


今日も、国際フォーラムで私の商品をプレゼンしてくださってる問屋さんの電話。

「社長、恐ろしいことになっていますよ。すごいですよ。社長明日来なくても
・・・・こられなくても・・・いらっしゃらなくても、大丈夫ですよ」
と自信たっぷりの問屋担当者さんの声に安心。
1時間半の車中も取引先や会社からの電話で座っていた時間は半分くらいだった。

by rangsjapanM | 2008-05-30 01:58 | Trackback | Comments(0)