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仕事という競技のアスリート

一流アスリートが結果を出したあとのインタビユーで答えることって
含蓄があって、自分のしていることにも、共通項があることを
その言葉の中から探そうとしていることって誰にでも思いあたること。
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自分はというと「仕事という競技」のアスリートなんだわ・・・
なんて・・・ふと思った瞬間があったこの連休。

柔道は1対1、サッカーや野球は人数が決まった対戦相手というチーム

でも、私のしている仕事って、たかが10人足らずで
勝負相手は何千人の会社だったりする。

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先週のこと
楽天から新商品のフラットボールトルネードの注文が初めて入った。
私は新商品を出したとき、もちろんその反応はすごく気になるので
本当に嬉しかった・・・「すごい・・・注文来てるの・・・みんな見て!!!」

わたしのパソコンの前にスタッフを集めた・・・

「デモ社長!この注文、B社のプレイトイの事業部の人ですよ」
喜びに水を差すようで申し訳ないのですが・・・って感じで言う木村君。
(B社って・・・日本で1番大きいおもちゃのメーカー)

知ったとたん、いっきに気持ちがなえた。
注文ページをジーと見つめたまま顔がこわばってきた。

単純にラングスの商品が好きなのであれば単なる一お客様・・・
本当のところを確認したくて、すぐにこの注文をした方に電話・・・
遠慮しがちに注文の意図を探った。
手短にやり取りを要約するすると・・・・

「コピーするつもりはないけど、参考にしたいので・・・」とからっと言った。

「では、近くのおもちゃ屋さんでこっそり買って
勉強したらよかったんじゃないでしょうか?」と私

「めんどくさかったので、ネットにしました」(めんどくさい?・・・)

「であれば送り先にB社を書かないほうがいいのではないでしょうか」

この無神経さに驚き私はこの会社のためをも考え、今は社長室付きになられてる
このB社のO氏に電話・・・(ヨーヨー時代からのお付き合い・・・ヨーヨーも
私はこのB社より先に日本中に展開していたのにその会社の大きさで
どちらが先であったかさえ、人の記憶にはもうない・・・・)

「ご無沙汰しています・・・賀状ありがとうございました」からスタート
四方山話のあとで、今回の件を切り出した。
今はトップに上り詰めているO氏にこんな現場の話しもないかもしれないけど
と思いながら・・・
でも昔と変わらない誠実な、コメントがかえってきた。
そして、話を続けた。

「私の会社は吹けば飛ぶような会社・・・B社さんに何かされれば
すぐ飛んでしまいます・・・私がこのようなことをお知らせすることは
生意気なことをい言うようですが、このようなことが開発部でなされていることを
ご存じないのでは・・」
「社員に・・・もっとメーカーにわからないように買いなさいと注意した方がいいですよ」と
いやみ3分の1アドバイス3分の2のトーク。

O氏は
「申し訳ないです・・・たぶんアマゾンから参考資料の本を買うと
同じ感覚で買ってるだけで、悪気はないと思います。社員には参考になるものは買え
といっていますから・・・・でもみんなを集め注意します。知らせてくださって
ありがとうございました」

(これからは、買い方が巧妙になるのかな・・・まぁそれでも
無神経なことをされるよりはマシ・・・知らないところでなら、どうぞ!)

上の推進があるから、だからB社の名前を出して
経費としての承認がほしかったのだろうと私は理解した。(へただなぁ)

私は国内に参考になるものはひとつもないと考えているから
スタッフにも勉強のために買えなんていったことはない・・・けど?

それってすでに意識の上ではコピーでしょう・・・二番煎でしょう・・・
大会社って大変なのかもしれない・・・戦力はスタッフのうちの数%
戦力が能力のない人の仕事もしなくてはいけないのだから・・・
小さな私の会社はというと150%の戦力・・
だからってなりふり構わないしごとをしてもいいわけ?

まったく、ハットするくらいの新鮮なものなんて、
国内を探してあるわけがないでしょう・・・・・・と私は言いたい
もちろん中国に行ってもないでしょう・・・なんて思う・・・
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仕事という競技には12対12・・・・1対1のようなルールはなく
常にこのように大手からの脅威にさらされているかと思えば

また、まったくモラルのない名もない変に腹をくくった会社に
弁護士を通して内容証明を送ってもも開き直られたりする場合もある。

追ってくるならもっと先を行くだけ・・・

その悔しさをばねのするしかない・・・・

商品の雰囲気はまねできてもわたしの心の中までは絶対まねされない
ラングスジャパンの商品には、私の魂が入っているから・・・

このトルネードは発売に2年くらいかかった商品。
それなのにサンプルを手に入れるためお店に行くことすらめんどくさくて
よい商品の開発なんて出来るわけがないでしょうと、講演に行きたい気分。
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ザミルさんがこの注文ページを見たとき
「社長、ラングスジャパンも枝豆みたいなものやりましょうか」と冗談

「興味なーい!!」と私

「まさか楽天の注文ページを社長が見てるなんて大手には考えられないことでしょうね」
と、木村君

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弱小企業にあるものは情熱と結束力、熱いハート

開発、営業、クレーム対応、楽天チェック、経理、すべて目を通せる範囲で
会社のサイズはとどめておこう・・・これ以上は求めない
春になったら会社の屋上でみんなで週末、バーベキューをして楽しめれば
フィットネスルームがあるから、土曜日出勤したくなるような会社であれば
それが私の理想の会社・・・そしてみんな安心して食べていけて

たくさんのお客様が喜んでくれたり驚いてくれたら嬉しいただそれだけ

売り上げのノルマも計画も、一切ない会社それが
私の会社ラングスジャパン

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ところで・・・
「B社からの楽天の注文は無視して!出さなくていいから・・・
開発の参考にしたいなら、めんどくさいことしないとだめよ・・・そこまで
ラングスジャパンがB社の開発の手助けをしなくていいから」と担当スタッフに言った。

私はB社に言った「もし、OEM生産もしくはコラボレーションであれば
サンプルは買っていただかなくても喜んで差し上げますので」と
Commented by tatsumi50 at 2009-01-12 15:11

なるほど~

「私の会社ラングスジャパーン」 深いコメントですね!
Commented by rangsjapanM at 2009-01-14 10:32
毎日、いろいろあります。刺激のある人生を選んでしまいました。
by rangsjapanM | 2009-01-12 11:43 | Trackback | Comments(2)

ラングス代表小林美紀です。仕事をしていく中で感じるさまざまなことを書かせていただいております。http://www.rangsjapan.co.jp/


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