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遊び方の提案も私の仕事

フライングディスクミステリーUFO
CSのキッズステーションでCMを入れる予定だったけど

ある一文をテロップで増やしたのでスタートが2日ほど遅れた。
その間、ほかの商品ゾインゴボインゴというホッピングのCMに差し替えていた。

子供向けの番組だけど、大人への提案もしたかったからその一文を増やした。
その付け加えた一文は

「まず大人の方がお子様をびっくりさせてください。
次にお子様が、ほかのお友達をびっくりさせましょう。
シークレットなミステリーの輪を広げる楽しみマジック!」

自分の謎解き、自分のためだけに買うのではなくて、人を楽しませ人と楽しむための物
ということを、この文章で伝えたいと考えた。

ミステリーUFOは、そんな目的。買った。なぞがわかった。では自分の買った商品の
寿命と価値を小さくしてしまうことになる。

そこからもっと楽しんでほしいから、遊び方のアドバイスをテロップにした。

メーカーからの小さなメッセージが伝わりたくさんの人に、出した金額以上に楽しんで
もらいたい。

遊び道具というものは、遊び方ひとつで価値が変わるもの。

ミステリーUFOは特にそんな商品かもしれない。
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20年前、初めてブーメランを販売したとき、バイヤーさんから

「そんな棒切れの何が楽しいのか?」と、よくいわれた。

「投げたら、戻ってくるんですよ」とわくわくしながら言ったら

「それのどこが楽しいのか、それで?それだけ?ほかには?」と言われたことを思い出す。

買われたお客様も、戻ってこない・・・・ブーメランが悪い、投げたら壊れたと返品。

工夫しないで投げれば、頭を使わなければただの棒切れ。何も考えず
説明書も読まずにただ投げた人からは、戻らないと苦情が入った。

武器だからお店では扱えないと、ことごとく断られた。20年後の今スポーツに成長。

ただの棒切れと思えばただの棒切れ、1本携帯してれば広場に出会えばいつでも
楽しめる。一生その1本で楽しめる。

たかがブーメラン・・・されどブーメラン。

これはどんな遊びものにもいえること。(仕事にも言える)

日本人は遊び心を持つことが、アメリカやヨーロッパよりまだ少し遅れていると感じる
時がある。もちろんほかのアジアの人よりは進化してるけど。

根気強く、遊びの提案をしていくのが私の仕事。

こうした提案をしていれば、健全な遊びではぐくまれた子供たちはいつか大人になり

少なくとも、遊びに関してのジェネレーションギャップはなくなるはす。

すでに、ヨーヨーでもブーメランでもそれが始まっている。

要するに、気長に1つの遊びものを20年以上続けて販売することが

親子の共通の遊びの楽しいコミュニケーションを生むものになりえると言うこと。

これは素敵な仕事。

私は本物を見つけ定番に落とし込む仕事をしてきた・・・

新製品を求められる昨今・・・もしかしたらマンネリと嘲笑されてたかもしれないけど。

パッケージを微妙に変えながら・・・たとえばルームラング20年・・・その間
パッケージ変更7回・・・本体カラー変更3回。
若いマスコミの人は、新製品と思い取材してくるときもあるから新しく感じるのだろう。
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今日はミステリーUFOという商品がアメリカの人たちにどう受け入れられているのか
イギリスではどう受け入れられているか?
ドイツでは?
いろいろ、聞きたかった質問を開発者であり社長であるマークに聞いた。

日本以外はまだわずかな数だけど、興味深い話が聞けた。

わずかな数は売れていないのではなく、商品を供給できていないから。

イギリスはテレビ通販QVCが成功、1専門店での実演販売3週間で2000個。
どんな風にしているのか、少し見てみたい気もする。
実演販売は謎と買った後の演出法の両方を見てるお客様はプレゼンされている。
かなり地道なやり方で、そうしたお店は価格を上げているらしい。

それぞれ国によって販売方法が異なるのは総代理店同士の情報で
興味深い。参考になることもあるけれど、国が違うと同じ商品でもやり方が違う。

一応参考にはするけれど、自分のやり方は揺るがない。

東京ギフトショー・・・2ブース取っているけど、1ブースだけ展示。
画面に映っているのは、画面のとおり、ラングスの中では腰の低い木村くん。
 遊び方の提案も私の仕事_d0148223_0332874.jpg

もう1ブースはスタッフルーム。
大阪から駆けつけた仙石支社長。アメリカから駆けつけた、マーク。
展示会のたびに、お取引先の方から「太った?」と聞かれてるザミルさん。
 遊び方の提案も私の仕事_d0148223_0335556.jpg


このスタッフルームは、お茶を飲んだり、お弁当を食べたり、ピクニック気分。
商談ルームではなく、あくまでもスタッフルーム。
時々、スタッフルームにようこそ!とお客様ともお茶を飲む。

これが私の、スタッフや来てくださる方に対する、すでに展示会自体を遊びにした提案。

これは、表のモニターの舞台裏でもあるスペース。
のんびり中にいても、モニターに見入る人が中から見えるようになっている。

どちらが動物園の折の中かわからないけど。両方から見えている。

これは、表のモニターの舞台裏でもあるスペース。                      
by rangsjapanM | 2008-09-03 22:57 | Trackback | Comments(0)

ラングス代表小林美紀です。仕事をしていく中で感じるさまざまなことを書かせていただいております。http://www.rangsjapan.co.jp/


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