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食事と会話   

代官山フランス料理のお店ル・プディ・ブドン6時半からスタートという約束だったけど

「少し早めに着いてしまっています。」と6時ごろM氏から電話。
「じゃぁ、私も今すぐ行きますので、食前酒でも先にやっててください」と

あのお店は、6時半ではまだお客様がいないはずだから
1番いい席に座っていただいてるはず・・・と思いつつも
タクシーに中から携帯に入れてあるお店の番号を呼び出す。

「予約を入れてるラングスジャパンの小林ですけど、2人先にお見えになってる
と思うのですが、飲み物を先にお出ししてください、私も後5分くらいで
着きますとお伝えして」と電話。

M氏は
上場企業パソコンゲーム会社元取締役、
10年ほど前に私が気に入った商品があり代理店でもなんでもないのに
突然、押しかけて代理店にしていただきたいと交渉その商品で3億くらいの売り上げを
作ったことがある。当時の交渉相手。

I氏は
大手のおもちゃ問屋の現役取締役、、、M氏の紹介で
感性があなたと似ている人がいると言って10年ほど前に紹介を受けた方。
現在その会社と密なお付き合いはさせていただいてるけど
この取締役I氏とはまったく仕事でのかかわりはない。

「私達がどこでどうつながったのか多分誰も想像できないでしょうね。」と
最後はそんな話題になるほど、外部に不必要なことは言わない3人。
仕事での関係はなく感性だけでつながっている関係だから誰にもわからない。

私の行きつけのお店は美味しいという事はもちろんだけど接客がパーフェクト。
業務中だけマニュアルパーフェクトではなくて、ちょっとしたアクシデントがあっても
人間味あふれる対応が出来るお店。

このお店は、事前に今日のお客様は値段が書いてるメニューと書いてない方
どちらにしましょう、、とちゃんと聞いてくれて
では、小林様だけには価格が書いてあるものにいたしますか?
とか、そんな私にとっての当たり前の気遣いをしてくれる。
(私にとっての当たり前の気遣いはかなりハードルが高い、、、と娘によく言われるけど)

到着すると薄暗い光の中に、このお店の中の1番スペシャル席に
中央の大きな花を背にして壁に向かって座っている2人の並んだ背中が見えた。

(私を上座にとこの経験豊かなお二方は思ってその位置で座ったのだろうけど
私は大きな花を瀬にして座らなけれより美しく見えないじゃないの、背景が壁じゃあ・・・・)

「お久しぶりですぅ・・・私、こんな奥の場所に座らせていただいていいんですか?」
とさりげなく謙遜ぶって席替えしてもらおうと、、、

「いやいやいやいや・・・社長・・・とんでもない、ここで、、、」と譲らない、、
(しょうがない言うか、、、)

「でも私、花が背景の方が華やかに見えるから・・・」と粘った。

「いやいやいやいや、、、社長は社長だけで十分華やかですよ」と
結局、私にとって2人の無意味な謙遜のために壁背景に座ることになった。

ちゃんと、お二人の前には食前酒が来ていた。

さあ、食事のスタート。

でもその前に、、、、、

「すいません、今日焼き鳥やじゃなくて、、、」とまず謝りから。
「でも、ホント美味しいので」と謝りたおし、、、
I氏は笑ってその会話を眺めてる。
多分もう一方はここをかなり気に入ってくださってる様子。。

メニューが3人に渡されたけど、真剣に見ていない。

「ここは、やっぱり社長にお任せします。」とお二人が・・・
(これ以上M氏には迷惑をかけられないのでチョイスはすべて私が)

小さなワイングラスに入ったトマトの冷製ポタージュから始まり、
前菜にいわしのガレットミルフィユ
次に濃厚なうにのポタージュスープ
ぷりぷりした歯ごたえのあるアンコウのソテェ、口の中でとろけそうな牛ほほ肉の煮込みと
自分がこの店で1番美味しいと思うものに決めた。

(いわしのがレットはミルフィユが粉々になると食べにくいので
お二人には少しありきたりだけど、サーモンと真鯛のカルパッチョに)

最後にデザートケーキは15種類ほど出てきて4種類ほどチョイスするんだけど
M氏いわく、、、、ケーキなんてこれ食べたら1年分だな、

食事が終わりデザートタイムのとき

「フランス料理でも焼き鳥でも、、、誰と食事するか、、、って事ですよね」というと

「ホント、僕は今までフランス料理は堅苦しくていやだから全部断って
きたんですよ。でも今日はチャレンジしてよかった。
ぜんぜん堅苦しくなかったし、本当に美味しかった。」

会話はというとそれぞれが自分の話しをかなり深いところまでし
それぞれの話を本気で真剣に聞いて、、、あぁなるほど、、、と感じあい
未知の話だったり、共感できたり、この付き合いのスタート時を思い出し
現在の仕事を語り、未来の話しをし、
結局最後は自分に酔いしれているかも・・・・

お2人は私より少し年上の方だから経験も豊富で私の業界に精通していて
私のまだ知らないことを謙虚に話す。

私の小さな成功を認めてくれたうえで、更なる成功を祈るだけではなく
具体的な方法を、箇条書きレベルで教えて下さり
最後に、、、もうひとつ言いましょうか、、、なんて、、最後の最後まで、、、

社長が次ぎ10年後あうときもっと成功しているのを見るのが
楽しみだと言われるから

「いやですよ、、、10年後なんて、、、一足飛びは老けちゃって、やじゃないですか」
「1年に一回くらいにしないと、、、それで、、、いつまでも変わんないですね、、、
なんて、いえる頻度で合わないとね」と私、、

まじめに話してるかと思うと必ずオチがある、、、この3人
私を先にタクシーに乗せて見送りくろうと常識的紳士的行動にでたけど

「とりすぎたカロリー消費のために、、、」と言いながら
私はタクシーに乗る2人を見送り、
過ごした時間の会話をもう一度ゆっくり思い出したくて、歩きながら帰ってきた。

忙しい仕事のなかの一瞬だけど、昔の仕事の友人とのこうした時間は
その出会いのときの年齢に戻れ、戦友のような?仕事仲間同窓会?

誰かが先に死んだらと考えたら号泣している自分を想像し
涙ぐみそうになった。

by rangsjapanM | 2008-03-08 09:24 | Trackback | Comments(0)

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